15周年記念講演会「あなたが苦しくなる『母』から自由になるために」開催しました 

連休最終日の11月3日、
ウィメンズカウンセリング名古屋YWCA15周年記念講演会
「あなたが苦しくなる『母』から自由になるために」を
開催しました。

この日は、1年のうち、晴れる確率が高い日にあたる
「お天気の特異日」にもかかわらず、
あいにくの雨模様でしたが、
50名ほどの方々が参加してくださり、
盛況のうちに開催しました。

15周年記念講演会 写真1

母は娘の人生はこうなっていくだろう 
生まれた時から死ぬまでの様子が手に取るように
具体的に思い描くことができる。
そう、私の、母の歩いてきた道だから。

息子の人生は母には思い描けない 
今、目の前の事だけ 今ここに在る それだけ。

この違いに、全ての母-娘の葛藤を集約することができる。

講師にお迎えした加藤伊都子さんの著作
『私は私。母は母。』の出版から2年。
その後も、母との関係に悩む娘による告白本等が
出版されては話題となっています。
母に対して、
整理のつかない気持ちを抱えている娘たちが
それほどに多いといえるでしょう。

そういった思いに応えるため、
一昨年に引き続き、著者の加藤伊都子さんをお招きして、
話していただきました。

フェミニストカウンセリングの立場から
母-娘関係を見る時、
娘の苦しさ・生きづらさと同時に、
母の生きづらさと限界にも目を向けます。
女性差別と家父長制社会の下、
母は女性としての制約の中を生きつつ、
そこから外れた時の制裁や困難を知っているがゆえに
娘もその中に留まり、
しかし、自分よりマシに(豊かに、安定して、少しの自己実現と)、
そして、いつまでも母に満足をもたらすようにと娘を育てます。

この意識せずして行なわれる母からのジェンダー教育が、
幻想の母像、幻想の娘像を双方に抱かせることとなります。
娘は幻を求め、幻になれない自分を責め、
幻を手放すことに罪悪感を持ちます。
長い間の学習の成果といえるでしょう。
娘たちは優しいからこそ、母に対する期待を手放せず、
母を裏切れず葛藤します。

でも、もう止めよう。
母との間に適切な(私が心地良い)距離を置こう。
欲しかった母からの愛は他の女性たちからもらおう。
私が幸せになろう。
母は自分で幸せになれる。
罪悪感は変化を始めたサイン。

15周年記念講演会 写真2

講師のユーモアあふれる力強い言葉が、
会場を埋めた娘たちに愛と勇気を与えてくれました。

スポンサーサイト