性暴力被害からの回復と癒しのために 

ウィメンズカウンセリング名古屋YWCAの
14周年記念講演会は、

望まない性的行為=性暴力被害について
行ないます。

14周年ロゴ


望まない性的行為や
子ども期の性的虐待等によって
傷ついた心の回復には
心理的支援とともに
法制度の整備も必要です。

今回の講演会では、
長年、
性的被害に苦しむ
女性たちによりそい、サポートし、
アドヴォケイト(提言・権利擁護)活動を
行なっている講師をお迎えして、
被害の影響の深刻さと回復について
お話していただきます。

講師周藤由美子さん (フェミニストカウンセラー)
ウィメンズカウンセリング京都(WCK)所属
性暴力禁止法をつくろうネットワーク共同代表
カウンセリングや行政、大学のセクハラ専門相談員、
男女共同参画センターでの暴力専門相談員のほか、
性暴力裁判での意見書作成などのアドボカシー活動にも取り組む。
著書に『セクハラ相談の基本と実際』(新水社)がある。

日時: 2013年11月23日 (土・祝) 13:30~16:00
参加費:1,500円
対象女性の方に限ります

ただいま、チケット発売中!
お申し込みはお早めに!
詳しくは、
http://www.nagoya-ywca.or.jp/wcny/prog2013/wcny14shuunennkinenn.html
をどうぞ。

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トピックス! “8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デー”と1億人署名! 

2013年10・11月号の名古屋YWCA機関誌より

“8・14日本軍「慰安婦」メモリアル・デー”と1億人署名!

2012年12月、第11回アジア連帯会議が台北で開かれ、8月14日を「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」とすることが決まりました。

8月14日は、1991年に韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害者として初めて名乗り出た日です。
彼女の勇気ある告発がきっかけとなり、アジア各地の被害女性たちも半世紀の沈黙を破り、日本政府の責任を問う行動に動き始めました。
これらの告発は、日本軍性奴隷制の実態を明らかにしただけでなく紛争下での性暴力被害と軍隊の暴力性を暴きだしていきました。

 メモリアル・デー第1回目の今年8月14日は水曜日。
韓国ソウルの日本大使館前では1087回目の水曜デモが行われ、日本の東京・名古屋・大阪・北九州のほか、台湾、フィリピン、カナダ、ドイツ、アメリカなど各国で同時アクションが起こされました。

 国連やILOなどの国際人権機構は日本軍「慰安婦」問題を戦争犯罪・人道に反する犯罪として日本政府に被害者への公式謝罪と法的賠償などを勧告しています。
しかし日本政府は被害者への謝罪も国際社会の要求も拒否しています。
歴史の事実をもみ消そうとする勢力が政権にもネット上にもあふれています。

 歴史の事実を消さないために、被害女性たちが一人でも多く存命のうちに解決して、女性たちの勇気が歴史を変えたことを記憶する必要があります。

女性の尊厳回復のために。

現在「日本軍『慰安婦』問題解決のための世界1億人署名運動」が展開されています。
「1億人署名」はインターネットで賛同署名ができます。
       

トピックス! 女性に対する性暴力にむきあい NOの声をあげる社会に 

私たち女性は、日常的にさまざまな暴力、特に性暴力の被害にあう危険に常にさらされているといっても過言ではない。
ドメスティック・バイオレンスやセクシュアル・ハラスメント、痴漢やレイプ、性虐待等、身の回りに多くの事件、犯罪、被害があふれている。


-通勤途中の地下鉄で痴漢被害にあった。その時は、ふいのことでビックリし、怖くて何もできずに頭が真っ白になってしまった。すぐに次の駅で下車し難を逃れることができたが、ドキドキして恐ろしく、しばらく電車に乗り直すことができなかった。次の日も、また被害にあったらどうしようと不安でいっぱいになり、いつもと違う車両を選んだり、できるだけ女性の近くにいるようにしたり、つねに神経を張り巡らせた状態が続いた。-


このように性暴力被害は、加害者から密着されたり、侵入されたりと、距離が非常に近くなり、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚など、すべての身体感覚が侵襲された状況が長く続くことになるので、被害に対する恐怖感が大きく、トラウマという心の傷として残ることになる。
安心して過ごすことが困難となり、緊張した状態が続く。
ちょっとした物音や変化に対して敏感になったり、不安が大きくなったりする。
被害を受けたことを考えるのは辛く、忘れたいと思っていても何の前触れもなくふいに思い出され、そのことで頭がいっぱいになって何も手につかなくなることも起きたりする。
被害を受けた場所や同じ状況になることを恐れ避けるようになり、自分自身の行動範囲がせばまってしまう。
中には、動悸や手足のしびれ、偏頭痛や不眠などの身体症状もしばしば現れる。

 また、性被害には「恥ずかしい」「汚された」思いが強く、誰かに打ち明けることは困難となりがちである。

-誰にも話せずにいたけれど、思い切って打ち明けたとき、それを聞いた友人たちは「ひどいねー」「大変だったね」と言ってくれる一方で、「ぼーっとしてたんじゃないの」「そんな服着てたからじゃない」と言われた。-

これらのように、性被害では被害者の落ち度を問われることが少なくない。
これは「二次被害」と呼ばれ、「私が悪かったのか」と自責感を強く持つことになり、ますます被害を訴えにくくする。
性暴力は犯罪行為なのにもかかわらず表面化することが少ないが、これら二次被害がもたらす影響は大きい。

一度でも被害にあった女性たちは、多くの苦しみを抱えることになる。
場合によっては、対人関係に影響を及ぼしたり、人生の選択に大きな影を落とすことにもなりかねない。
これらの女性たちによりそい、回復の一助となるように、さまざまな対応を行なっている。

まず、被害を受けたことは、被害者の落ち度ではなく、あくまでも加害者の問題であるという姿勢を貫くことである。
二次被害を防ぐためにも、性暴力とは何か、被害者にどのような影響を及ぼすのか等について、機会をとらえては伝え続けていくことが大切と考えている。
被害を受けた女性に対しては、「語っても大丈夫」と思ってもらえるよう、安全で安心できる場を提供していく。
そして、被害を語り、被害を受けたことに対して嘆き悲しみ、また被害をあらゆる角度から捉えなおすことによって、その被害から生き延びていることを確認し、自分の力強さを再発見し、人生を歩んでいく勇気を取り戻すプロセスのサポートをしていく。

私たちは、今年度の新企画として、1人でも多くの女性をサポートできるよう、
「パープルサポート」を設立した。

皆様の温かいご支援のおかげで、今秋から活動を開始する予定である。
http://www.nagoya-ywca.or.jp/wcny/wcnyshien.html

また、性暴力をなくすために、社会に対しても声をあげていくことがとても重要となる。
日本にはまだ、あらゆる性暴力をなくすための法律がない。
性暴力被害を受けた人たちが回復できるようにしてくれる法律にもなっていない。現在、性暴力禁止法を作ろうという動きが高まっているが、この活動にも賛同している。

名古屋YWCAでは、2013年度の活動目標に、「あらゆる差別に反対し、女性・子どもへの暴力をなくす」がある。
その目標の下、「女性に対する性暴力」をテーマにこの秋からさまざまな活動をボランティア事業部と協働し展開していく。
そのひとつとして、世界各国に蔓延している少女への人身売買問題を扱った
ドキュメンタリー映画「ネファリアス」の上映をする。

映画「ネファリアス」の詳細はこちら↓
http://nefarious.jimdo.com/

そして私たちウィメンズカウンセリング名古屋YWCAでは、
14周年記念講演会「性暴力被害からの回復と癒しのために」を開催する。
詳細はこちらから↓
http://www.nagoya-ywca.or.jp/wcny/prog2013/wcny14shuunennkinenn.html

性暴力被害から回復していく女性たちはさまざまな困難を抱えながらも、くじけずあきらめずに人生を歩んでいく。
そんな女性たちを敬服し、ずっと応援し続けていきたい。

<この記事は、名古屋YWCA機関誌2013年10.11月号の巻頭に記載されました>